ルワンダスタディーツアー レポートVol.2

 それぞれの場所の訪問記録~Miyove編
 今回、首都キガリから遠方への移動がありました。それぞれ、訪問の理由があったから。

 一箇所目はMiyove。キガリから北部へ約2時間ほどの山の上の小さな丘にある村でNPOルワンダの教育を考える会が自立支援を行っている場所です。


 ここは私に、尊厳を持って生きる尊さを教えてくれた場所。ルワンダに住んでいた頃、NPOがこの場所での支援を始めるところで、この場所で1年間のプロジェクトを立ち上げ、職業訓練を行いました。
 栄養失調の子もいたし、物乞いをして当たり前と自暴自棄の人も多くいました。
 緊急食糧支援や栄養補助、衛生についての知識も欠いていた人達。当時の状況を見て、自分に動ける事を探して走り回って人に会って情報を集め訓練を整えました。

 現在、NPOルワンダの教育を考える会では、プロジェクトサイトを訪れる際に訪問費用を設定して訪れる人たちから集めた費用を活動費にしているそうです。

 ミヨベでも5年ぶりの再会となった人たちが多くいました。あれからロータリーの予算で農作物を作って自給自足だけでなく余剰分の収穫を販売して収入に繋げるというサイクルを指導しているそうで、畑だけではなく温室でトマトの栽培も行っていました。

 水がなくて、身なりを整えることが後回しになっていた村の人たちでしたが、水タンクができていました。電気も通っていて釜で火を炊くこともできるので生活は大分変わっている様子でした。
 感動の再会シーンは撮り損ねたのですが、住民のお家の周りを歩いていると中から出てきた80歳代のお婆ちゃまがYuko !!!いつも日本人のおばあちゃんと一緒に来ていたでしょ!あの人は?とハグハグぎゅーぎゅーしながら喜んでくれました。

 日本人も沢山訪れるようになったので、私の顔は覚えてないだろうなーと思っていたのですが、覚えてくれていた人たちが近寄ってきてくださいました。


 まだまだきっと大変なことは次から次にあるだろうと思います。洋服が汚いままの子も中にはいました。が、職業訓練を行っていたうちの1人は、洋裁訓練のステップアップでケニアに行ったと伺いました。
 あの頃小さかった子どもたちも当時はなかった立派な村の小学校に通っていて、段々と通学することの意味や楽しさも浸透していっているのだな、と感じました。

 訪問できない方も、NPO会員になることやマンスリー募金で支援ができる仕組みがありますので、どうぞご覧ください。https://www.rwanda-npo.org/

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