小学生との協同プロジェクト

9月から小林聖心女子学院小学校にて、INSHUTI代表の望月が出張授業をさせていただいております。
対象の生徒さん達は5年生。
まずはアフリカ・ルワンダでの経験や出逢い、そこからどう今のフェアトレードビジネスを始めるに至ったか、についてお話しました。

その中では、自分には何か特別な知識や経験があったわけではなく、偶然住むことになった先でアフリカの現状や課題に直面し、とにかくその時自分にできることに一所懸命取り組んだこと。
ルワンダで出会った友人たちが抱える過去や将来の夢を知り、それに対して自分にできることは彼らと共に歩んでいくことであり、それが現在のフェアトレードビジネスに繋がっていること。
みんなには、「たまたま」をチャンスに変える・自分で選択できる力をつけておくこと、「今自分にできること」を考え、実行することが大切だといった話をしました。

二回目の授業ではルワンダとオンラインで繋いで、INSHUTIの商品を作ってくれている工房「KOMERA CREATIVE」のGraceとのコミュニケーションにもチャレンジ。


色々質問してみたり(中には英語で直接質問してくれた子も!)、Graceの自宅周りなど現地のリアルな様子を見せてもらったりと、楽しい時間を過ごしました。
みんなこの日のためにルワンダ語でのあいさつを練習してくれていて、Graceも嬉しそうでした。
そして続いての課題は、12月にある学校のクリスマスバザーで、自分達が企画して工房に発注した商品を販売すること!
生徒さん達には、お客さんの年齢層なども踏まえて、アイテムは何にするのか、どんなデザインにするのか、生地はどれにするのかなどまで考えてもらいました。


皆たくさんの意見を出してくれて、まとめるのも大変だったと思いますが、議論の末に決まったポーチ、ペンケース、ティッシュケース3種類の商品をルワンダの工房に発注。
バザーまでの期間があまりなかったことや、制作期間中にGraceの身内にご不幸があったこともあり、数はたくさん作れませんでしたが、12月12日、生徒さん達が発注した商品が無事日本に到着。20日のクリスマスバザーでの販売に漕ぎ着きました。


当日は生徒さん達が交代で販売の補助をしてくれて、スタート直後から店頭は大賑わい。
大きな声で呼びかけてくれたり、お会計をしてくれたりと終始頼もしかったです。
販売以外にも、商品のポップを作ってくれたり、お買い上げのお客様にお渡しするカードを用意してくれたりと、 まさに今自分ができることを考えて、それを実行してくれていると感じました。

この数カ月の授業、そして今回のバザーを通して、一人ひとりの考えや行動が遠く離れたルワンダの人々の生活にどう結びついたのか、少し体感してもらえたのではないかと思います。
この小さな経験が今後どこかで、一歩踏み出すきっかけになったり、考えるヒントになったり、何らかの糧になってくれたら嬉しいです。


そして年明けにはまた学校での講義がありますが、その時にどんな感想が聞けるのか今からとても楽しみです!

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